Excelシリーズ第9回〜知らないと意外と不便?セルの数式についている$A$3等の『$』とは〜
見て下さったあなた、ありがとうございます!
あんころ22です。
本日はExcel上でよく見かける(たまにかも)
セルの「$A$3」等の「$」の意味についてお伝えします。
★目次★
初めに…
例として、以下の様な数式(セルC13)があったとします。
これをC15にコピペして位置を変えようとするとどうなるでしょうか。
↓こうなります。あれ、金額が変わってる、、
数式を見てみましょう。
数式の範囲(青い枠)がずれており、計算結果がずれてしまっています( ´Д`)
これ、実は「$」と関係があるのです!
対処法、「$」とは
まず、上の事象の対処法から説明します。
=SUM(C3:C10) を、=SUM($C$3:$C$10)に直せば完了です!
数式の範囲(青い枠)は変わらずに、どこにコピペしても正しい計算結果が出ます。
↓↓↓
本題です。ここまでで説明した通り、
「$」はセルの場所を固定するものです!!
そもそも、コピペに応じて数式の範囲(青い枠)は移動するのです。
便利でもありますが、その分ミスが起きやすくもなります。
それを「$」が防いでくれるわけですね。
「$」の入力の仕方
上の説明で「$」の重要性がわかっていただけたかと思います。
が、いちいち「$」を入力するの、とても面倒に感じませんか??
実は、対象のセルを選択して、F4キーを押せば入力してくれるのです!
F4キーを1回押す ⇨ $C$3
F4キーを2回押す ⇨ C$3
F4キーを3回押す ⇨ $C3
F4キーを4回押す ⇨ C3(元に戻る)
↑に続いて、↓も大事なポイントです。
$C$3 ⇨ C列、3行目を両方固定する
C$3 ⇨ 3行目のみ固定する
$C3 ⇨ C列のみ固定する
となります!
列は固定したいけど数式の関係で行は固定したくない時は、
上記のように使い分けるのです。
まとめ!
大事なポイント
●数式を移動、コピペする時、元の範囲からずれることがある。それを防ぐのが「$」!
●「$」はF4キーを押せば入力される!
●「$」の場所によって、列か行、両方の固定が決まる。
いかがだったでしょうか。
Excelを使う上で、特に仕事だとせっかく自動計算してくれるのに
間違えたくないですよね。
そんな時は、今回お伝えした「$」を駆使して、計算する範囲を固定しちゃいましょう!
お読みいただき、ありがとうございました!
あんころ22
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以前のExcelシリーズはこちら
https://yutako22ankoro.hatenablog.jp/archive/category/Excelシリーズ
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